築きあげることは多年の長く骨の折れる仕事である。

破壊することは、たった一日の思慮なき行為でたりる。  

                      元イギリス首相 チャーチル

エコの名の下の環境破壊

私たちは地熱発電所建設 に反対します。

丸尾温泉の湯煙
丸尾温泉の湯煙

 

 

美しい景観 おいしい水 きれいな空気。そして豊かな温泉。

霧島はすばらしい自然に恵まれた景勝の温泉保養地です。

 

 地熱発電はCO2を出さない国産クリーンエネルギーと言われます。地球温暖化の対策には有効かもしれません。しかし今までに地熱発電所が引き起こした深刻な問題(地震・地すべりや温泉枯渇など)の報告もあり全国で温泉関係者の反対運動があります。

   
 良質の水や温泉 美しい景観は一度失われたら二度と帰ってはきません。すでに近くの「えびの高原」ではあれほど活発に吹き上がっていた蒸気や噴気が消えてなくなりました。

 

 霧島には鹿や小鳥が住み、毎年、湯治や保養に400万人以上の観光客が訪れます。電力は十分確保されているのに、将来、自然破壊や温泉枯渇の恐れがある地熱発電所が「霧島」に必要なのでしょうか。

 

 霧島で50年100年と経営を続ける温泉旅館や湯治施設、そこで働くたくさんの人たち、それをとりまくたくさんの観光従事者や温泉を利用されるさらにたくさんの皆様・・・霧島は温泉観光の町です。美しい自然や温泉こそが私たちの財産です。私たちは、たくさんの人たちと話し合った結果、霧島の貴重な自然を破壊から守るために地熱発電反対運動を進めることにしました。

 

 太古の昔から引き継いだこのすばらしい遺産をしっかり守り、次の世代に引き継ぐには皆様の力が必要です。なにとぞご支援下さいますようお願いします。

 

 

 

 

火山性ガス事故
火山性ガス事故

2002年5月12日 南日本新聞 記者の目

 

牧園町万膳で昨年十月に発生した硫化水素ガス中毒から半年が過ぎた。新エネルギー

産業総合開発機構NEDOによる地熱開発の調査中、作業員7人が倒れた事故。地中のガスが想定以上に噴き出したことや、ガスマスクなどを装備していなかったのが原因だった。一時は地域を揺るがす大騒ぎになり観光への影響も心配された。安全対策を強化したうえで調査は再開され山深い温泉郷は以前の静けさを取り戻している。NEDOは今年から隣町霧島町の烏帽子岳でも同様の調査を始める。先月、町議に対し調査計画の概要を説明した。山と温泉の観光でもつ町、先の騒動も記憶に新しいはず。議員から住民の不安を代弁する声が上がって当然だったが、突っ込んだ議論は交わされないまま、すんなり終わってしまった。

事故の再発防止を最優先に取り組むとしたNEDO側の当たり前の説明に、安心し切ったのだろうか。会では「施設建設の付随工事を地元業者に回してほしい」と調査の安全性より工事が気になる発言が繰り返された。「霧島町の財産だ。調査が環境に与える影響を精査してほしい」と要望した議員には、やじが飛んだ。調査でトラブルなどが起きれば温泉郷のイメージダウソは必至。実際に隣町では昨年、事故が発生している。議会は緊張感があってしかるべきだろう。

(国分支社・春山秀武)

地熱発電の環境への影響

小波盛佳 技術士,工学博士,元横浜国立大学非常勤講師

 

 

今,日本の各地で地熱発電が進められています。化石エネルギー資源の枯渇が迫っている今,地熱発電にかかる期待には大きいものがあります。日本の場合,温泉に近い地点が候補に挙がり,発電所が建設されています。しかし,その中で古来の温泉地の将来を左右し,環境破壊につながりかねない事態が起きているようです。

 

http://www.geocities.jp/morikonamia/tinetu.html

 

 

 

 

 

地熱発電 - Yahoo!知恵袋 

地熱発電の問題点を教えてください。

問題としては下記のようなものでしょうか。

○投資効果の期待が薄い
探査・開発に多大な費用を必要とします。


○環境への影響
開発における周囲環境の影響や、形変更や生態系への影響・
景観も変化します。
また排水の温度が少し高くなりやすいので、温排水公害になる恐れもあります。
利用する排水に含まれている成分が水質汚損の原因となる恐れもあります。
温水が抜けて行きますと、地盤沈下などが起こったりもしますね。
○開発リスクが高い
そこを開発して本当に発電できるだけのポテンシャルがあるかは、
やってみないと判りません。
また、自然災害の影響を受けやすい(地震や火山や)
○ガスの発生
熱水や蒸気などの地熱流体に含まれるガスがあります。
塩化ナトリウム・ホウ素・砒素・水銀・硫化水素等は公害になります。
坑井が暴噴しますと、それらが噴出しますね。
○立地条件が難しい
発電できるだけのポテンシャルを地中にもつ場所で無いといけません。
○発電コストが高い
他発電に比べますと、コストが高くなります。
○リードタイムが短い(1015年)
地熱利用限度ですね。設備の耐久年数もあります。
○規制上など
ま、お国がきちんと考えないと。

こんなとこで。